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vol.9 子供といっしょに水の科学館へ行こう home
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ブランドですか、東京水
 
塩素のにおい、ゼロ
水の科学館地下はほんものの給水所である
↑水の科学館地下はほんものの給水所である。金町浄水場および三郷浄水場から水をうけて、臨海副都心・豊洲・辰巳地区に1日平均2万立方米を給水する。もちろんアトラクションの中で見学できる。
水泡のオブジェ
↑水の科学館2F・リラクゼーションルームにある水泡のオブジェ。絶え間なく立ち上る水泡を眺めていると、きれいな水は自然の、というよりもむしろ、文明の、あかしであると思える。
 その名も「東京水」。
 東京都水道局は「安全でおいしい水プロジェクト」を展開中です。東京の水はすでに安全で、しかもおいしい。しかしさらに高いレベルと求めるというわけです。
 プロジェクトの内容を具体的に見てみましょう。
 その1は「都独自のおいしさに関する水質目標の設定」です。水質に関して、いろいろな項目があります。たとえば、残留塩素。これで、都と国の基準をくらべてみましょう。都の水質目標では0・4mg/L以下、国は1・0mg/L以下。もちろんそれぞれの達成率は違いますが、ずいぶん開きがあるのがおわかりでしょう。
 0・4mg/L以下とは、「ほとんどの人が塩素のにおいを感じないというレベル」のものです。たいへんな話になっていることがおわかりでしょうか。
 その2は「水源水質の保全」。生き生きとした森を育てます。その3は「高度浄水処理の導入促進」です。
 かつて東京・金町浄水場はおいしくない水道水の代表というあまりありがたくないことで有名でした。しかしこんにちではみごとに汚名を返上しています。
 その最終兵器となったのが「高度浄水処理の導入」です。じゅうらいの浄水法に替わり、オゾンと、活性炭生物によって浄水するのです。これで比較にならないほど、水はおいしくなります。
 その4は「鉛製給水管の解消」。鉛製の給水管を御使用の場合は、その日はじめて使うとき、しばらく蛇口から水を出しっぱなしにすれば、日常的にはほとんど問題がないのですが、鉛管を全廃するにこしたことはないわけです。
 こうやってできあがる水が「東京水」。固有名詞で呼ばれてとうぜんの水です。
 天然水とは異なる都会的な響きも、しかも清澄感もあり感じがよい。都民は誇りに思うでしょう。
Data 東京都水の科学館

〒135-0063 江東区有明2-4-1
tel:03-3528-2366
開館時間:午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日
入場料:無料
※マイカーの駐車場なし
地図はこちら
見聞を広めよう ほかにもあるぞ、水の博物館
東京都水道歴史館
江戸時代から今日までの水道の歴史を、わかりやすく、楽しみながら勉強できます。
●文京区本郷2-7-1
●tel:03-5802-9040
●9:30〜16:30 無休
●無料
奥多摩 水と緑のふれあい館
奥多摩の豊かな自然と文化、小河内ダムの仕組み、水や緑の大切さを紹介しています。
●西多摩郡奧多摩町原5
●tel:0428-86-2731
●9:30〜17:00 水休館
●無料
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