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ドイツ人も興味深げな自分の水分量、の図。なぜまたドイツからはるばる水の科学館へやってきたのか、謎は残るものの、ご本人はじつに興味深げに、そして楽しそうに体験していた。 |
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アクア・ラウンジでは、視覚に訴えるレクチャーが興味深い。
たとえば、「カラダの水分量」というコーナーがあります。赤ん坊と大人をくらべると、赤ん坊のほうがずっと水分量が多い。
加齢とともにヒトは水分を失っていきます。ぎゃくにいえば、長く水分を体内にとどめおくことがいつまでも若さを保つことでもあるともいえるでしょう。
おもしろいことをここで教わりました。太っている人とやせた人では、どちらが水分量が多いでしょうか。やせた人なのです。肥満すると早く歳をとるといわれますが、それはカラダの水分量からもいえることのようです。
ここのコーナーでは数字ではなく、ポリタンクの大きさと数で、自分のカラダの水分量を見ることができます。館の入り口で発行してもらった自分のデータが打ちこまれている「パスポートカード」を機械に差し込むと、自分の水分量の目安がモニターに表示され、目のまえに陳列してある大小さまざまなポリタンクを選んで、その数値に合わせるという趣向です。
きっと、あまりの水の量の多さに驚くでしょう。カラダの約55%が水、といわれるより、33リットル(男性大人、体重60キロ)の水を差し出されるほうがインパクトは強いのです。
ほかにも、洗濯機やお風呂など、暮らしのなかで使う水の量が、ペットボトルで示されるコーナーもあり、こちらでも、予想以上に多く水を使っているのが、目で確認できます。 |