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浄水場、下水場ときたら、ダムへ行かねばならない。(それぞれ2001年、2002年の特集)水道の連鎖のなかでダムはもっとも上流に位置する。ある国ではダムの警備はたいへん厳しい。なぜなら、そこが人々の生活の安定を維持する源だからである。
どのダムへ行くかに迷いはない。関東では噂の宮ケ瀬ダム。巨大プロジェクトとして聞こえていたし、完成が2001年と真新しく、これまでのダムにない発想が盛り込まれているという。たとえば、ダムができると周辺地域はさびれる。そのため宮ケ瀬ダムは、周辺をリゾートとして振興すべく、特別に財団さえ作っているという。見学、というよりは、遊びにでかけて行きたくなるような場所らしいのだ。
東京から東名高速自動車道に乗り、厚木で降りる。国道246、県道を経て、山並みへ分け入る。このあたりはきっとゴルフファンには有名な場所なのであろう。ゴルフ場の看板が多い。温泉もあった。飯山温泉という。調べてみると芸者さんもいる立派な温泉である。知らなかったという人が多いのではないか。車窓から確認した看板によれば、イノシシ、タニシ、川魚などが名物料理であるようだ。
湖が見えた。霧のような細い雨が水面にしぶきを立てずに吸い込まれている。そのままダムまで行って、城田健一さんに会う。国土交通省関東地方整備局相模川水系広域ダム管理事務所広域水管理課運用調整係長、の城田さんで、今日はダムについていろいろ教えてもらう。 |
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