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page5 次の世代へ健全な水循環を
 

 自然の状態での水みちは細く、れき層ではせいぜいこぶし大、直径10センチほどだといいます。細いということは簡単に壊すことができるという意味でもあり、大昔からこんこんと湧き続けてきた湧水であっても、水みちが絶たれれば涸れてしまうこともあるのです。

 私たちをとりまく水は、水蒸気、水、雪氷などのように、気体から液体さらには固体へと変化しながら、天から地へ、そして地下へ、さらにまた天へと地球上を絶え間なく循環しています。地下の水環境をまもることは、地球の水循環をまもることでもあります。

  蕎麦の花
7月、武蔵野の深大寺の裏山に開花した蕎麦の花。このあたりではかつては13か所から湧水がこんこんと湧き、この水でさらすとこしの強いおいしい蕎麦ができたという。蕎麦、豆腐、酒づくり・・・、湧水や井戸は日本の食も彩ってきた。
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