こちらのサイトでは水に関わるエピソードをお伝えしています。

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「摂取した水」より「排出した水」が多くなった状態を「脱水症状」と言い、特に注意が必要なのは「熱中症」です。高熱が出て血液が固まったり、脳や肝臓、腎臓に障害をもたらします。水分不足になると、栄養素や酸素が全身の細胞に届かなくなり、さまざまな症状が出てきます。

熱中症予備軍カラダのサインを見逃さないで!

日常的に水分が足りていないことから便秘、肌荒れ、むくみが起きやすくなります。ナトリウムやカリウムが不足し、脚がつる、しびれる、カラダがだるい、疲れやすいなどの症状が現れます。単なる疲れと思い込まず、まずは水分補給を心がけてください。

重度かも?!熱中症の主な症状

めまいや顔のほてり

筋肉痛や筋肉の痙攣

カラダのだるさや吐き気

汗のかき方が異常

体温が高い、皮膚が赤い

呼びかけに無反応、よろめく

自分で水分補給ができない

※6・7は特に重症の可能性大。無理やり水を飲ませるのはかえって危険です。すぐに医療機関を受診しましょう。

熱中症や脱水症状になりやすいのはどんな状況?

前日との気温差や、日中での気温差が大きいと、カラダが対応しきれずに熱中症になる可能性が高まります。7月〜8月が最も多く、1日の中では10時、13時が熱中症が起きやすい時間帯です。家の中などの屋内でも、湿度が高い場所などは、カラダから水分が大量に失われています。カラダの水分と塩分のバランスが崩れると汗が出なくなる危険な状態にもなるので注意しましょう。

予防には塩入の水が効果的

発汗が多すぎると、塩分も多く排出されるため、水と一緒に塩分を補給しましょう。水1Lに対して、塩2gを混ぜて飲みます。また、そこに糖分を少し加えるとさらに効果的です。

アルコールは危険が増大!

暑い季節こそ、冷たいビールが美味しいですが、アルコールはどんどん脱水を進めるため、大変危険です。飲んだ量以上の水分補給を心がけましょう。ビールなどのお酒を飲みながらのゴルフやテニス、屋外でのレジャーは禁物。二日酔いでも熱中症になりやすいという報告もあります。

熱中症予防のための運動指針

暑さ指数(WBGT)28℃以上では、熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい行為は避けましょう。運動する場合には、頻繁に休息をとり水分・塩分の補給を行うこと。基礎体力の低い人、暑さになれていない人は運動を中止してください。

汗がベタついて困ります。キレイな汗をかくにはどうすれば良いですか?

普段から汗をかく量が少ないと、その中に含まれる塩分の比率が高くなります。そのために、ネバネバした汗で、臭いも気になります。水分をしっかりとって、常に発汗状態を良好にすることで、さらりとした塩分の少ない汗に変わっていきます。

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