宇宙ゴミはスペースデブリと呼ばれ、その内容は役割を終えた人工衛星やロケット、それらに関連する分離部品や破砕破片です。現在、位置がわかっているものだけでも1万6000個近くの物体が地球軌道上を周回しています。またレーダーなどで捉えきれない数センチ〜数ミリのものは数十万個から数千万個あると予想されています。
水再生装置に貯水タンクを設け、そこにエアコンやトイレから集めた水分を貯めて浄水を行います。浄水後は飲料水タンクへと移されるのですが、その前にきちんと水質検査を行い、問題ないと判断を下したのち飲料水にします。
可能性はあります。ただしアニメの設定によくあるような、現在の地球が住めなくなったからコロニーに移住するという選択肢ではなく、人類が探求心を持った結果として創り出される可能性が考えられます。
本当です。宇宙では重力がないため、体を支える筋肉や骨の役目が失われ、尿と共にカルシウムが抜け出てしまう現象が起こります。そのため無重力空間で過ごす宇宙飛行士は1日2時間以上の運動を行い、同時にカルシウム補給を欠かしません。
ロケットには酸素を発生させる液体酸素を積んでいます。これを液体水素と共にロケット内の燃焼室で燃焼させ、ガスを生み出し、勢いよく噴射して推進力に変えています。これは液体燃料のケースですが、いっぽうで固体燃料ロケットもあります。燃料剤は合成ゴムと過塩素酸アンモニウムを混ぜて固めたもので、燃やしてガスを発生させてパワーに変えています。
平成24年5月にJAXA(宇宙航空研究開発機構)が打ち上げた水循環変動観測衛星。衛星に搭載した高性能マイクロ波放射計により、地球上の降水量、水蒸気量、海洋上の風速や水温、積雪深度を観測し、そのデータを気候変動や気象予測の研究に役立てています。
ロケット打ち上げ時、発射台からまるでカーテンのように水が散水されます。これはウォーターカーテンと呼ばれ、発射時に巻き起こる衝撃波や音響からロケットを保護するためのもの。衝撃波や音響は水に吸収され、ロケットへの共振を防ぎ、本体の破損や故障を防ぎます。
※Q1、Q2、Q3の回答はJAXAの協力を得ています
写真提供/JAXA(SSRMSの先端に乗って移動する星出宇宙飛行士)
国際宇宙ステーションの位置は、地球から遥か遠くにあるイメージですが、実際は地球から約400km上空にあり、距離にして東京〜名古屋間くらい。そのため地球から肉眼でも確認ができます。
地球の周りを回っている国際宇宙ステーションのスピードは、時速約27,700km。これは1秒で約7.7kmも移動している計算になります。地球1周を約90分で回り、1日で約16周します。
オゾン層があるおかげでわたしたちは有害な紫外線にさらされずにすんでいます。このオゾン層は地上から20〜40kmのところに存在しているのですが、このオゾン層を仮に地表へ持ってくるとわずか3mmの厚さしかありません。それほどわずかな厚さのバリヤーに、わたしたちは守られているのです。
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