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21世紀は水の世紀

無限の水から、貴重な水へ。
水に対する意識は世界的に大きく変わり始めています。
 水道事業をはじめとした環境の分野で約半世紀の歴史を刻んできた渡辺パイプは、 大きな危機にさらされている地球環境との共生を図りながら、21世紀に「元気で快適な生環境」を提案し続けていきます。

世界の淡水取水量  日本の淡水取水量は、年間919億5000万・(1995)で、世界ランキング第7位、世界全体の取水量の2%以上です。1995年の世界の淡水取水量は総計で3兆6942億・、1960年と比較するとその量は約2倍!水の浄化や淡水の供給に大きな役割を果たしている湿地や天然林といった自然環境は、淡水の過剰な利用によって大幅に劣化しているといわれています。

WWF(世界自然保護基金)では、淡水生態系の健康度を図る指標として淡水域に生息する動物を世界各地から227種類選んでその生息状況をまとめましたが、数が減少した種は全体の5〜6割にも上がり、約30年間に淡水の自然の豊かさは半分ほど失われてしまったといわれています。

[グラフ] 1995年の世界の淡水取水量は総計で3兆6942億立方メートル。1960年と比較すると、その量は2倍に近い。日本は上のグラフの国・地域に次いで、7番目に淡水取水量が多い。
(WWFの生きている地球レポート1998より)

   
21世紀は水の世紀

地球上の水のうち淡水は2.5%しかありません。そのうちの約7割は氷で、2割が地下水、最も使いやすい河川水は淡水の0.004%です。地球上の河川水の量は1.3兆トンと推定されますが、これを全人口50億人で割ると一人約250トンという数字です。

 私たちはいま家庭用だけでも水道水を一日250リットル使っていますから、河川水を一滴漏らさず有効に、家庭生活用にだけ使ったとしても250トン÷250リットル=1000日、3年しかもたないことになります。にもかかわらず私たちがあまり不自由なく水を使い続けられるのは、地球上の水が10〜15日に一度くらいの頻度で循環しており、その水を人間の叡智でさまざまに有効利用しているからです。

 特に大都市では、長い歴史のなかで都市活動、産業そして住民への安定的給水を実現するために苦闘を強いられてきました。水供給の困難と闘いながら、長期的な計画をたて、巨額の投資を行い、いまもたゆみなく努力を続けています。

 昔、文明は水の流れの豊かなところにしか発祥しませんでした。しかし、現代文明の象徴である都市は、水供給の限界を押し広げつつ新世紀に向かって発展し続けています。

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