こちらのサイトでは水に関わるエピソードをお伝えしています。 バックナンバーへ SEDIA
 
img img img



 世界 水をめぐる話


日本における水道の発達


「幸福」をつなぐパイプ


 ご存じのとおり四大文明はいずれも大河の流域で成立しました。「エジプトはナイルの賜物」という言葉があるように、この頃からすでに文明と水の間には深い絆ができていたようです。
 やがて人が集まり都市が生まれると、河川だけでは飲料水が不足し、またひと度伝染病が起こるとすぐに猛威を奮うようになりました。そこで人類は水道なる文明の利器を発明したのでした。

 たとえば、かつてない大帝国を築いたローマ人は『衛生の根本は、多量の水を間断なく供給することにある』として、上下水道を開設しました。また驚くべきことに日本固有の文化が爛熟した江戸時代、日本でも上水道の整備があったのです。
 時代や場所が違ってはいても、文明の発達と水の絆は、水道を通じてその結びつきをますます堅くしてきたのです。

 そして現代。水道はあらゆる産業で使われ、社会の発展に貢献し、私たちに豊かな生活をもたらしてくれています。
 水の道が運ぶもの。それは今も昔も私たちの幸福にほかなりません。
img
Next
 
(C)Copyright 2001WATANABE PIPE, INC. All rights reserved.