人口が増えると、それだけ排尿や排便も多くなります。
かつて、産業革命期のパリやロンドンにはし尿があふれ、ペストやコレラが大流行。それを解消するため下水道が整備されはじめました。
一方、日本では、し尿を農業に利用していたため、ヨーロッパのように都市にし尿があふれることは少なかったといいます。
しかし、東京でのコレラの大流行をきっかけに明治17年に日本初の近代式下水道「神田下水」が整備されました。
伝染病が都市の下水整備を促したのです。
もしも、下水道がなかったら…。
街には汚物があふれ、川も海も汚れ続け私たちの社会も街も、機能不全になることでしょう。
日々の暮らしでは見えないけれど私たちの豊かな暮らしを支えてくれる下水道。
その仕組みや機能とは…。
それでは、地球を巡り、地下を流れる下水の旅へとご案内いたします。
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